2009年8月28日金曜日

渡邉美樹「勝つまで戦う」出版記念読者交流会に参加

27日(木)、まもなく夏休みも終わろうという時期、先月出版された本の購入特典として与えていただいた、講演会に参加してきた。講談社の本社の6階にある、とても古い部屋が会場だった。

渡邉美樹さんは、本はたくさん読ませていただいて、とても誠実な情熱的な人だという印象を持っていたし、テレビでお顔を拝見したこともあったが、実際に、生で拝見するのは初めてでとても楽しみだった。

1時間きっかりの講演は、本で読んで知っている内容もあったが、やはり熱がこもっていて、実際に聞くことで、発見することが多くあった。

しかし圧巻は、質疑応答の時間だった。私が聞いていて、「ちょっと自己アピールが入っていませんか?」的な内容の質問に対しても、ものすごく誠実に丁寧に正直に答えていく。

その中で、とても答えるのが難しい質問があった。その時に、何度も、「難しいね…」と言いながらも、「やりたくなかったら、やらなくっていいんじゃない」というアドバイスというかメッセージを与えていた。これは、今の私にとって、衝撃的な言葉だった。一体どれだけ多くのことを、義務感からやっているのかということを、そして、それをおかしいと思わなくなってきている自分に、いやというほどに気づかされた言葉だった。

私も昔、持っていたはずの、「この世のみんなが幸せに生きられるようになったらいいのに」という夢を本気で実現しようとしている渡邉さんを前に、自分は本気でコミットしてないな、逃げてるなと認めないわけにはいかなかった。「熱い心を思いをありがとう」と言いたい、ありがたい2時間のプレゼントだった。

2009年8月27日木曜日

引き寄せの法則

最近、『引き寄せの法則』(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス)を図書館から借りてきて読み、はまっている。エイブラハムという霊的存在からのメッセージを、私たちにも非常にわかりやすいカタチで表現してくれている本だ。

まだ一度しか読んでいないので内容を正確に理解できているかどうかわからないか、これからの自分の人生を大きく変えてくれそうないくつかの発見があった。

特に日本語で「許容し可能にする術」と訳されているlaw of allowing(だと思う)については、自分や他人の不完全さを責めることの多い自分にとっては参考になることが多かった。



先日、バイオグラフィーワークの先生である近見富美子さんとパートナーのジョンさんといっしょに夕食をする機会があった。夕食を食べながら、「私がこの先どのように生きていきたいのか」というありがたい問いを与えられた。

その話をする中で、定年してから仕事始めるのではなく、今できることから少しずつでもいいから、始めることの大切さに気づかされた。このブログを始めたことや、息子の通う幼稚園でのバイオグラフティのワークショップも含めて、少しずつ行動を起こし始めている自分に対してちょっとだけうれしく思っている。

2009年8月18日火曜日

子どもと遊ぶのは一仕事

先日、ドラゴンスピーチという、しゃべったままの音声でパソコンに打ち込むことができるソフトを買って、ブログの更新を頻繁にやろうと思い立ったにもかかわらず、なかなか、新しいことを実行できていない自分にとまどっている。

今日は、息子の幼稚園のクラスメートと親御さんが遊びにきた。最初に、公園で一緒に砂遊びなどをして、久しぶりに、泥団子などを作って子どもごころを楽しんだ。

家に戻ってきて、昼食を食べた後、うちの息子とそのクラスメートの女の子と3人で積み木遊びやゴルフ遊び、本の読み聞かせなどをするが、しばらくしていただけで、非常に疲れてしまう。

幼稚園が夏休みに入ってから特に、毎日、子どもと一緒に遊んでいる妻(息子の母親)の忍耐力と体力には本当に感銘を受け、感謝している。

日々学校で生徒と接しているのとは別の部分の力を使う必要があるように感じた。

明後日の、バイオグラフィーワークに向けての準備を始めているが、なかなか、最初の7年期というのは、どういう形で進めていいのかピンとこなくて、格闘中である。

「英語教育の新しい可能性を求めて」に参加

ちょっと前のことになるが、11日(火)から13日(木)までの3日間、青山学院大学で行われた、Andrew Wolpert氏を講師としたワークショップに参加した。タイトルは、「英語教育の新しい可能性を求めて~シュタイナー教育の外国語教育に学ぶ~」である。

アンドリューは、私がイギリスのエマーソンカレッジで学んでいたときの先生の一人である。今年の夏も、色々な場所で、人智学(アントロポゾフィー)に関連した講座を行っているが、この青山学院大学での講座は、どちらかというと、それらとは雰囲気が違い、参加者は一般の人びとが多く、特に三日間の前半の部(9:30~15:30)はすべて英語だけで行われていた。

参加していた人は、大学や高校で英語を教えている先生を中心に、皆さん、英語が上手でびっくりした。
初日に、シュタイナー教育における外国語(小学1年生から2つの外国語を学ぶ)を学ぶ意義からスタートして、実際の子どもたちを前に模擬授業なども行われた。

元々知っていることがほとんどだったのだが、やはり、参加者の学びに対する熱意から、自分の授業に対する取り組みの甘さを思い知らされた3日間だった。なかなか実行できていないが、いまさらながらに、授業はすべて英語でできるようにしたいという刺激をいただいた。


2009年8月9日日曜日

読書日記

夏休みということで、ここ数日、たまっていた本を読んでいる。

中身を忘れないように、読んだ本の中で心に残った文章を引用してみたい。

クロイワ・ショウ 『出稼げば大富豪』(KKロングセラーズ、1600)

「そろそろ寝ようかなと思ってないか?寝んの嫌いになるんや。眠くなったら、『うわ、おもろな』って思え。毎日完全燃焼せなあかんねん。そしたら、心配せんでも白眼剥いてパタって寝れるわ」

「相手にとっての成功は、自分にとっての大成功やねん」

「自分で決めたもんは、死ぬまで続けなあかん。あのなあ、引越しばっかりしてるから、貧乏になるんや」


鳥居祐一 『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』(青春出版社、1429)

「自分がしてほしいことを先に相手にしてあげる――これは黄金の人脈を作るコツです。」

「成幸とは、多くの人が考えているほど、難しいことではありません。誰もが努力すれば手にいれることができます。その努力とは、ずばり行動することです。「できるか、できないか」をあれころ考えるのではなく、まずは行動することです。」

「成幸へのステップは、必ず以下のプロセスを踏みます。

知識 → 行動 → 失敗 → 学習 → 成幸

第一歩はまず知識を得ることですから、有益な本を読むことやセミナーに出ることはとても重要なことです。多くの人は、この第一歩は踏み出しています。
しかしほとんどの人が、次の大事なステップである「行動」がないのです。」

「億万長者になるという目標を達成したければ、それを達成することによって自分はどのような人間になりたいのかという目標を設定することが必要だ」





行動を起こすこと

昨日の昼に、年下の友人と昼ご飯を一緒に食べた。先に彼が参加したワークショップの感動をシェアしてもらった。ワークショップをしていたウィムとは、エマーソンカレッジで一緒に学んだ仲であり、彼がフォーラム3でやっていたクリエイティブサマースクールという1週間の企画は、私が常々やりたいと思っていることと非常に重なっている。ストーリーテリング(物語り)しかり、バイオグラフィー(人生の法則)しかり。

その彼のワークショップが、人に与えている感動を間接的に聞き、自分がいかに自分の持っているものを他人とシェアできていないのかということに気づかされて愕然とした。イギリスから日本に戻って早くも6年近くになるにもかかわらず、そこで身につけたこと、学んだことを、人の役に立つような形に編集できていない自分に気づく。

最近の私のテーマは、「いかにして周りの人の応援団になるか」ということだが、自分が持っているものを、発信してもっと知らせていかないと、応援もできないのだと痛感した。ありがたい会食だった。




2009年8月6日木曜日

SID[Zero]に参加して

昨日、SID(Social Innovation Dialogue)の立ち上げの会合に参加した。吉村春美さんが代表になっている会だ。ワールド・カフェ・ダイアローグというのがどういうものかも分からず、場違いな気持ちもあったが、とりあえず、テーマに引かれて参加してみることにした。

最初に、吉村さんからなぜこういう会を開こうとしたのかという、話があり、その後、いよいよワールド・カフェ・ダイアローグを体験することになった。

1テーブルに4~5人の人が座って、ある「問い」(お題)に基づいて、自由に自分のその場で感じていることを話していくというスタイルである。机の上には、模造紙とマジックペンがあって、自由に気にかかった言葉などを、マインドマップのようなスタイルで、メモしていく。

20分くらいを1ラウンドで、終わると、席替えがあって、全部で合計3ラウンド、テーマについて話をした。昨日のテーマは、「自分の人生で、最初の一歩を踏み出したときのことを思ってみる」というものと、「自分の小さな一歩が小さな革命につながっていくために、必要なもの」というようなお題で、それについて、ほとんど初対面の人と話をした。

私自身、場を作ることには興味があって、色々な試みをしているが、このスタイルだと、どうしても言葉や「頭(思考)」に偏ってしまうという限界を感じた。ある場所で刺激を受けてその刺激に基づいて、自分の場所で色々と行動していけるような、発信型の人にとってはとても面白い形式な気がするが、問題をグループという場を通じて深めていきたいという、内向きな人には正直、結構チャレンジングな場の作り方ではないかと思った。

また、集まってくるメンバーも会を重ねるごとに変化していくのかもしれないが、世代(年代)ごとに抱えている問題や問題意識がずれるのを、どのように、生産的なダイアローグにしていくのかという問いを与えてもらった。

ただ、自分が興味をもっていることを、実際にこのような形で実践している人たちがたくさんいることに、大いに感銘を受けた。自分もできることから初めていかなくちゃいけないという刺激をもらって、こうして、ブログを始めてみることにした。これだけの成果でも参加してよかったと言えるかも。